新社会人が意識すべきマナーは、即座に応答する事、すなわちクイックレスポンスである。
例えば技術者として採用され、早速会議に参加すると聞いたことのない専門用語が溢れていて、会話についていけなくなることが起こる。そんな時に聞いた言葉をメモして後で調べようとはせずにその場で聞く、もしくは調べるべきだ。こうすることで話の理解も進み、後に調べる時間も手間も省ける。特に新入社員の頃はどんなに質問しても怒られることはないだろう。確かに、疑問に抱いたことをすぐに聞くのではなく考えてほしいという上司の狙いもあるが、上司としても自分が曖昧になっている知識を説明できる機会として重宝される傾向が強い。臆せず素早く確認をしてほしい。また、人間は時間が経つごとに物事を忘れていく。後で調べようと思ったことすら忘れてしまうこともある。同じことについて何度も説明要求されると誰しも嫌気がさし、マナー違反にもなりかねない。したがって、社会人が仕事をする上で必須となる基本的なマナーは常にしっかりと頭にいれておくべきである。
また、学生が就職活動面接や説明会でお世話になった社会人にも、お礼のメールは早いほど良いと考えるべきである。遅くなればなるほど印象が悪くなり、そもそもこれはマナー違反である。企業側もあなたにメールや連絡が到着しているかを早く確認をしたいのだ。そもそも、学生相手に給料が発生している時間を使って対応していることを忘れてはいけない。応答の早さは、時間的にも心理的にも余裕を生むことになる。
このようにクイックレスポンスはマナーであり仕事術なのだ。